グリーンコンシューマーおおず(GCO)
環境ボランティア団体 GREEN CONSUMER OZU
自然農法の実践
(菌ちゃん農法)

1. 自然物を使った、継続性のある畝づくり。
菌ちゃん農法には、いま大きく分けて3つの方法が提唱されています。今回はその中の(自然物を使った菌ちゃん農法)のやり方となります。
この畝の作り方は、この先継続して利用できるやり方で、さらに今回は、なるべく最初から、多くの種類の野菜を作れるやり方を御説明致します。もちろん、自然物のみで畝を造っても土が出来てくれれば色々な種類の野菜も造れます。
まず、高畝にする前にカキガラ石灰、水酸化マグネシウム、ホウ砂、炭、を巻き、畑に混ぜます。

2. 畝に敷き込む小枝や竹は菌のエサ
畝の幅が決まれば、畝の内側5cmほどの溝を掘り菌ちゃんのエサを側面に入れます。この側面のエサは長期的なエサの役割をします。
薪ストーブに例えればわかりやすく。細かい枝だと活発に燃えますがすぐに燃え尽き、大き過ぎると長持ちはしますが火付きが悪い状態になります。そのため、小枝や、薪くらいの大きさの物などを混ぜてエサに使用します。

3. 畝上げしたら、さらに枯れ草や小枝を乗せる
その後、土上げ機でエサの周りの土を上げて45cmの高畝を造ります。その上にエサ(落ち葉、木の枝、木チップ、竹チップ、もみ殻、天然繊維の衣類など)を載せて土と混ぜます。この時は木チップと竹チップを使いました。高畝にしてエサを土と混ぜることで、糸状菌は夏の干ばつでも隠れる事が出来、冬の寒さにも土の中に潜っておく事が出来ます。雨が降り続いても上部の土は水浸しにならず、空気が好きな糸状菌は動くことが出来て、粘土質の土でも上から糸状菌が次第に良い土(団粒構造)に変えていってくれます。

4. マルチをかけて、畝作りの完成。あとは熟成!
最後にマルチを張り、空気の好きな糸状菌のために穴を空けます。ただ、乾燥し過ぎも良くなく、適度な水と空気が必要です。山に入って落ち葉をめくると白い菌が付着している、あの環境です。重石を載せる事で毛細管現象を造りだし、適度に湿っている状態を造ります。そうすることで、夏の干ばつ時には重石の下に、雨の時は重石から離れた場所に、冬の寒い時は土の中に、と住みやすい場所に移動することができます。
そして、最後に菌ちゃんに「元気な野菜を作ってね!」「ありがとう!」「よろしくね!」など、感謝の気持ちを送り完成です。
愛媛県内での菌ちゃん農法の畝作りの専門家が大洲に在住です。
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